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5月22日・23日
2021 MFJ全日本ロードレース
選手権シリーズ 第3戦
SUPERBIKE RACE in SUGO
RACE DATA
宮城県・スポーツランドSUGO(1周=3.6211km)
観客動員数6,100人(2日間合計)

●レース1
5月22日(土)
天候:雨のち濃霧 コース:ウエット
予選: P.P.(タイム:1分37秒507)
決勝:中止

●レース2
5月23日(日)
曇り時々雨 コース:ハーフドライ
予選:2番手(タイム:1分38秒210)
決勝:DNF
大苦戦となった第2戦鈴鹿2&4レースを終えてから、辻本監督はスタッフ全員と話をして、それぞれの役割分担を確認した。するとSUGOの事前テストでは、ビックリするほど動きが変わり、スタッフ同士のコミュニケーションもスムーズになりチームの士気が上がってきていた。
そんなチームの雰囲気に後押しされるように、ライダーの津田一磨も好タイムを連発。
レースを想定し、様々なテストをこなすことができ、自信を持ってレースウイークを迎えていた。

しかし、初日となった金曜日は雨となってしまう。
昨年も雨は苦戦したが、今年もフィーリングはよくなかった。
さらに2本目の走行は濃霧のためにキャンセルとなってしまい、やりたいことができずに終えていた。

公式予選/決勝レース1(5月22日・土)

土曜日も朝から雨となっていたが、JSB1000クラスの予選が始まるころには雨は止み、路面は乾く方向だったが全車レインタイヤでコースイン。
一磨は、路面コンディションを見ながら周回し、スリックタイヤに交換しようと決断しピットイン。
いち早くスリックでコースに出て行く。
「路面は意外に濡れたままだったので慎重に走った」という一磨は乾いている部分を探りながら徐々にペースアップ。
最後のアタックで1分37秒507をたたき出し、見事ポールポジションを獲得した。

しかし、この日も午後になると霧が降りて来てしまいレース1は残念ながらキャンセルとなってしまう。
このため予選順位でハーフポイントが与えられることになり、一磨は12.5ポイントを獲得した。
決勝レース2(5月23日・日)

日曜日は天気も回復しドライでレースができることになり、一磨は自信を深めてグリッドに向かった。
セカンドタイムでは2番手となっており、レース2は、フロントロウ真ん中からスタートを切った。
一磨は、やや出遅れるが1コーナーはアウトからスピードを乗せていき6番手で2コーナーを立ち上がり、3コーナーに向かっていく。さらに前を狙っていきたいところだったが、3コーナー立ち上がりで痛恨の転倒。
4コーナー手前まですべっていってしまい、そのままリタイアとなってしまった。
チーム監督 辻本聡
辻本聡 チーム監督のコメント
今シーズンは、新体制になりましたし、昨年はトラブルも多かったので序盤は、背伸びをしないで、シーズン半分くらいからペースを上げて行こうと言っていましたが、すでに中盤。
第2戦鈴鹿を終えてからバックアップ体制を見直し、SUGOテストでは、チームがいい状態になって来ていました。
レースで結果は残せませんでしたが、予選でポールポジションという一つの結果が残せたことはライダーもチームも自信になりました。
表彰台を争えるペースがあったので、次戦こそ抱えている課題をクリアしてレースウイークの走り出しから高いレベルで行けるようにして臨みます。
ライダー 津田一磨
津田一磨ライダーのコメント
天国から地獄という感じのレースになってしまいました。
事前テストから調子がよかっただけに、ポールポジションを獲得したところまでは、よかったのですが…。
チームに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ドライコンディションでは、安定した速さも得られているので、早く結果に結びつけたい思いが強いですが、焦らずに次戦こそ、レースを走り切りたいと思っています。
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